町田北口歯科『ボランティア活動』

沖縄県「伊江島プロジェクト」
~歯科による健康増進 伊江村を世界一の長寿の島に~

「伊江島プロジェクト」概要

2017年4月から、聖和会は沖縄県伊江島で、伊江村・伊江歯科医院仲若三男先生・池口伸之先生・鶴見大学花田信弘教授・野村義明教授等と協力して、「歯科医師と保健師による村民の方々の健康づくり」を行っています。

保健活動の内容
  1. 歯科医院での歯のクリーニング(PMTC)
  2. 参加住民の方によるご自宅での歯の除菌(3DS)
  3. 伊江村の保健師による保健指導

から成り立っています。

治療に必要とされる3DSトレーや3DS専用薬剤、その他活動の諸経費の負担や運営のサポートを聖和会町田北口歯科が行っています。
このプロジェクトは2020年3月までの3年間を目途として実施中です。開始以来、参加された住民の方々の血圧、血糖値、肥満度が改善されています。その成果を「伊江島プロジェクト」として全国に普及することを目標にしています。

 
伊江島
 
3DS健康手帳
 
3DSセラピーガイドブック
3DSセラピーによる保健指導の草分け的著作。アマゾン予防歯科部門NO1獲得!

これまでの活動

伊江村は沖縄美ら海水族館(沖縄県国頭郡本部町)の沖合に浮かぶ人口4千人ほどの美しい島です。聖和会では1990年代から全国の歯科医院でインプラントの臨床指導を行っており、伊江島でも1995年から開始しました。
その際に、伊江歯科医院の仲若三男院長から「伊江島の子どもたちの虫歯を予防したい」との提案があり、村役場の協力のもとに保育園から中学校までの子どもたちの一貫したフッ素洗口を実施しました。
その結果、伊江村は沖縄県内で最も児童の虫歯が少ない自治体になりました。その効果は沖縄県北部保健所のデータでも明らかになっています。
この成果がベースとなって、子供たちの虫歯予防から成人の健康づくりへと事業が発展してきたのです。

 
伊江歯科医院のスタッフ。
中央後方が池口伸之院長。

今後の活動

口腔病原菌を除菌することは歯原性菌血症(口腔の細菌や毒素が血管内に侵入すること)を防いで全身の血管の健康を守ります。また、歯科医療と保健指導はマッチング効果が高いことがわかっています。すでに、鶴見大学、武内歯科医院、町田北口歯科などで実施されていますが、自治体との共同事業は我が国で初めての試みです。ここでの成果を論文という形にまとめその知見を広く共有し、歯科医療と保健指導を組み合わせた効果的な健康増進モデルとして全国に普及すれば、健康増進と医療費の削減の両面から国民の皆様に貢献できると考えています。

 
伊江島の活動が論文になりました!
 
2019年4月の伊江村職員・保健師との合同会議
 
2016年の伊江村・伊江歯科医院・聖和会・鶴見大学による合同スタート会議

ミャンマーの子どもたちのための
フッ素洗口による虫歯予防プログラム

プロジェクト概要

2018年6月から、聖和会町田北口歯科はミャンマー保健スポーツ省キン・マウン先生・長谷川了先生(新潟市開業)・鶴見大学花田信弘教授・野村義明教授、等と協力して首都ネピドーの小学校2校でのフッ素洗口を開始しました。
フッ素(ミラノール)、洗口用ボトルやその他活動の諸経費の負担や運営のサポートを聖和会町田北口歯科が行っています。フッ素洗口に先立って鶴見大学によるう蝕検診が行われており、虫歯予防の効果が正確に記録されるようになっています。
ミャンマーでは経済発展に伴って虫歯も急速に増加しており、子どもたちへの予防歯科は急務となっています。ネピドーでの虫歯予防の成果を示すことによって、子どもたちのフッ素洗口がミャンマー全土に普及することを期待しています。(残念ながら日本では全国レベルのフッ素洗口は行われていません。)

 
2016年8月12日
長谷川先生(中央左)とアウンサンスーチー国家顧問(当時)
 
2018年6月首都ネピドー近郊の小学校にてフッ素洗口を開始!
後方左は鶴見大学花田教授。
 
フッ素洗口をするミャンマーの子どもたち。
 
長谷川先生と鶴見大学歯学部教授の花田先生。フッ素洗口をするミャンマーの子どもたちを前に。

これまでの活動

 
ミャンマー保健スポーツ省にて、キン・マウン先生(左)に歯ブラシ500本、歯磨き粉280本を贈呈するNPO法人日本歯科ボランティア協会の長谷川先生。

お父上がビルマ戦線の下士官だった長谷川了先生は約30年前からミャンマー訪問の旅を続けており、同時に寄付活動も続けてきました。ミャンマーの方々は日本人に親近感を持っており、お互いの気持ちに通じるものがあったそうです。
長谷川先生がさらに一層の貢献を行うために聖和会町田北口歯科へ協力のご依頼をいただき、鶴見大学と協力して、まずは子どもたちの予防歯科(フッ素洗口)を行うことにしました。
将来的には、成人を対象にした「伊江島プロジェクト」を実施することによって、ミャンマーの人々の健康増進に役立ちたいと考えています。


今後の活動予定

ミャンマーは大変に親日的な国です。また、日本の医療技術を必要としており、子どもたちのためのフッ素洗口は最も効果的な方法のひとつです。歯を健康に保つことは生涯の健康につながるからです。子どもたちの虫歯予防をきっかけにして、将来は「伊江島プロジェクト(予防歯科と保健指導の組み合わせ)」を導入しミャンマーの人々の健康増進に役立ちたいと考えています。同時に、これらの聖和会町田北口歯科の活動が日本の若者たちがアジア諸国で自信をもって活発に活動するきっかけになることを期待しています。

 
2017年5月キン・マウン先生と留学生のウィン博士が聖和会を訪問
 
2019年3月ミャンマーにて。Myanmar Dental Councilの会長Pain Soe先生を訪ねて
Let's FLUORINE
(フローリン)

海外の子どもたちにフッ素を使ったうがいを楽しく習慣付けてもらうために、
聖和会オリジナルのフッ素洗口の歌を作成しました。
いろいろな国の子どもたちにこの歌を届けていきたいと思います。

町田北口歯科の歯科医師による
歯科医師及び学生への大学での講義

プロジェクト概要

聖和会と鶴見大学とは協同で様々な取り組みを行ってきましたが、その一つが将来の有望な歯科医師を育てるためのプロジェクトです。年に数回、鶴見大学歯学部探索歯学講座の紹介で特別講義(学生及び研修医対象)を実施しています。
講義では聖和会町田北口歯科のインプラントの取組み、3DSセラピーや特定保健指導、痛みの少ない治療などの最先端の臨床の世界を紹介しています。

一方で、患者さんにとって良い歯科医師になるためには臨床技術だけでは不十分です。人間としても患者さんから信頼される歯科医師になる必要があると町田北口歯科は考えています。

40年近い歴史を持つ聖和会が蓄積してきた知見を学生・研修医の皆さんへお伝えし、患者さん目線での歯科医療の発展に取り組んでいます。

 
 
 
今後の活動

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